第4章 2<アロマテラピーのための健康学>

私たちの身体は、常に脳の視床下部のコントロールによって、恒常性(ホメオスターシス)が保たれています
(ホルモン分泌の調整や免疫機構が協力し合っている)

でも、栄養の偏よりや生活のリズムの乱れが長く続くと、このシステムがうまく働くなくなります。
ここではストレスや疲労にまけない健康的な身体をつくるために、栄養・運動・休養という3本柱を中心にまとめられています。

栄養と健康

3大栄養素は、糖質、タンパク質、脂肪。
5大栄養素は、上記に加えてビタミン、ミネラル。
バランスのとれた食事とは、5大栄養素プラス食物繊維の6大栄養素を、バランスよく摂取すること

6大栄養素の解説

糖質

すぐに利用できるエネルギー源 (4kcal/g)
穀類、イモ類、砂糖、果物に多く含まれる。
1日に必要なエネルギーの50~60%を糖質で摂取するのがよい。
ただし、砂糖や果糖のとり過ぎは皮下脂肪を増やし、
生活習慣病になる可能性が高い。

タンパク質

エネルギー源 (4kcal/g) 
細胞の主成分であり、ホルモンや多くの酵素の材料となる。
穀類・魚介類・牛乳・卵・大豆などに多く含まれる。
消化作用で、約20種のアミノ酸に分解される。吸収されると筋肉・皮膚・血液・酵素・ホルモンになる。
約20種のアミノ酸のうち9種は必須アミノ酸
といって、からだの中では作れないアミノ酸で、しかもそれらは身体のタンパク質を
合成するのに必要
なので、毎日の食事から摂取しなければならない。
必須アミノ酸の不足は、発育障害や病気に対する抵抗力が低下する原因。

脂質

効率の良いエネルギー源 (9kcal/g)
体脂肪として蓄えられ、内臓を保護する。
からだの構成成分をつくる。
肉類・魚介類・植物性油脂などに多く含まれるが、これらは身体の中で合成されない必須脂肪酸を含むので、
バランスよく摂取することが望ましい。
脂質のひとつコレステロールは、とり過ぎると脂質異常症や動脈硬化などの生活習慣病のもとになるが、
身体の構成成分として重要な物質でもある。

ビタミン

栄養素の代謝を助けて、身体の働きを正常に保つ。
緑黄色野菜・魚類・果物に多く含まれる。
A・B群・C・D・E・Kなどの種類があり、それぞれ作用が異なる。
必要量は微量。
A、D、E、K は脂溶性ビタミン。B群、Cは水溶性ビタミン
不足すると欠乏症を生じる。
体内ではほとんど合成できないので、毎日の食事から摂取する必要がある

ミネラル(無機質)

ナトリウム・カルシウム・リン・鉄・マグネシウムなど。
身体の機能を調節し、骨・歯、血液など体組織の構成成分にもなる。
乳製品・レバー・小魚・海藻類・野菜などに多く含まれる。
体内ではほとんど合成できないので、毎日の食事から摂取する必要がある。
食事量を減らすダイエットは鉄分の不足で貧血になることもある。
カルシウムの不足は骨粗しょう症の原因。

食物繊維:

海藻類・野菜(特にきのこ類など)・豆類・穀類・果物などに多く含まれる。
腸の蠕動運動を促し、便通を整える(=便秘の改善)。
大腸がんを防ぐ効果もある。
血中コレステロールや血糖値の上昇を抑えるので、動脈硬化や糖尿病などの予防になる。

一日に必要なエネルギー

わたしたちは食事をすることで、栄養素を消化・吸収・代謝し、エネルギーを生み出し、そのエネルギーを利用して生きている。
3大熱量素は、糖質(4kcal/g), タンパク質(4kcal/g), 脂質(9kcal/g)。

生命を維持するための最低限必要なエネルギーのことを基礎代謝量という。
基礎代謝量 プラス 日常生活の活動に必要なエネルギーをエネルギー所要量といい、年齢、性別、体重、活動量などで個人差がある。