第4章 3<運動、休養・睡眠、ストレスについて>

運動による効果

  ・全身への効果: 免疫機能の強化
             生活習慣病の予防
             肥満の予防・改善
             骨粗しょう症の予防
             基礎代謝量UP
             自律神経機能の改善

  ・各器官への効果: リラックス、リフレッシュ、ストレス発散、安眠、脳活性化
              心肺機能の向上 
              血流促進、血管の柔軟性
              内蔵機能の向上
              ほね、関節、筋肉の維持
              筋力、持久力、柔軟性、敏捷性の向上

運動の種類

 ①無酸素運動(アネロビクス)
  短時間で大きな力を発揮する運動(全力疾走や重量挙げなど)
  酸素の供給が間に合わず、疲労物質の乳酸がたまりやすい

 ②有酸素運動(エアロビクス)
   軽度な運動(軽いジョギングやウォーキング、マイペースな水泳など)
   酸素の供給が充分にあるので、乳酸が生じない
   習慣的に続けると、生活習慣病の予防に効果がある。   
   (血中の総コレステロール値や中性脂肪値を下げる、血圧を下げるなど)

運動量の目安

 1日100kcal の運動とは、30分程度の軽いエアロビクスや速歩。
 10分ずつを3回行っても、運動効果は同じ。
 運動の必要量には個人差があるが、毎日続けることが大切である。
   

休養・睡眠と健康

バランスの良い食事と適度な運動、そして規則的な休息や睡眠をとることで、
健康なからだを保つことができる。

疲れを感じたとき、糖質ビタミンB群を摂取すると疲労回復につながる。
ストレスを感じたときは、たんぱく質ビタミンCを補給するとよい。

睡眠の種類

 浅い眠り=レム睡眠  (Rapid Eye Movement)
   身体は休息しているが、大脳は活動している状態。
 
   眼球運動がある。
   筋肉(骨格筋)がゆるみ、身体が回復
   浅い眠りなので、を見ることが多い
   ノンレム睡眠の時より、尿意が減少

 深い眠り=ノンレム睡眠  (Non Rapid Eye Movement) 
   大脳も休息している状態
   生理作用の低下
   血圧・血糖値・心拍数の低下
   呼吸数の減少、体温低下 など
   いびきが出る。

  レム睡眠とノンレム睡眠、あわせて90分の周期で訪れる
  初めのうちはノンレム睡眠の割合の方が多いが、
  明け方に向かって、レム睡眠の方が長くなっていき、目覚める

・サーカディアンリズム
 人の生体リズムのひとつで、地球の自転の明暗周期に依る24時間のリズムのこと。

 睡眠中でも、自律神経の働きでホルモン分泌をし、身体の新陳代謝が行われているし、免疫機能も活発に働いているので、
 不規則な生活をしていると、心身にさまざまな悪影響が出てくる

 就寝前に精油を使って、沐浴法や芳香浴法で心身のリラックスを図ることは、質の良い眠りを得る助けとなる。

心のストレスと健康

身体または心に、何らかの外的刺激が加わることで影響を受け、心身に不調をきたした状態をストレスといい、
原因となるものをストレッサー(ストレス源)という。

ストレッサー
 社会的要因、心理的要因、生活環境的要因、社会的環境要因など

ストレッサーへの反応には二通りある。
 ①大脳皮質で思い通りにならないことを認知→大脳辺縁系で不快や怒りの感情
    →視床下部で自律神経系が異常になる→下垂体が内分泌系や免疫系で対抗する
     →長期にわたると心身症や感染症などのストレス症状がでる。

 ②アルコールや暴飲暴食などで逃避行動→生活習慣病になる。

 注) 適度なストレスは心の成長につながる。

・ストレスを上手にコントロールするには、自分なりのコントロール方法を習得しよう。

ストレッサーのとらえ方

   自分の置かれている状況を客観的に見直したり、気分転換ができることをする。
   軽い運動、趣味、親しい友人との楽しい時間をもつ。
   アロマテラピーで心身を癒すなど。

・自分自身で対処しきれなくなったら、医師や専門家の力を借りることも大切である。