ポイント
ここでは利用方法と一緒に、精油の濃度・注意事項も覚えましょう。
芳香浴法
部屋の中や自分のまわりに精油を香らせる方法です。
香りを楽しむだけではなく、様々な使い方があります。
注意事項:
・同じ香りを長期間炊くことは避けましょう。徐々に慣れてしまい、香りを感じにくくなります。
・適量を超さないよう気をつけましょう。
・部屋の換気も忘れずに。
では使用方法を順に見ていきましょう。
ティッシュペーパー、ハンカチ、素焼きのグッズなどに1~2滴。
一番簡単な方法です。
・使用例
気分転換や胃もたれなどの消化器系の不調時…オレンジ・スイートやペパーミント、
乗り物酔いや時差ぼけ…ペパーミント、
元気を出したい時…ローズマリー
注)ペパーミントは刺激が強いので、むせないように気をつけよう。
また精油によっては色がつくものがあるのでシミに気をつけよう。
器に熱湯をはって、その中に1~2滴
湯気にのって精油が拡散されます。
・使用例
風邪の予防…ティートリーやユーカリを使って行う。
室内用スプレー
スプレー容器に無水エタノールと精油をいれてよく振って混ぜ、
精製水を入れればできあがり。
使用する前には必ずよく振って混ぜてからスプレーしましょう。
この場合は濃度を0.5%未満にすることを忘れずに。
無水エタノールと精製水の合計量の0.5%ですから、
合計量が50mlなら、50ml x 0.05 で、精油は0.25mlということです。
ドロッパービンからの精油の1滴は0.05mlです。
0.25mlを0.05mlで割ると5ですから、5滴が限度です。
*計算がすぐできるようにしておきましょう。
・使用例
消臭、空気清浄…ペパーミント、レモン、ユーカリ、ティートリーなど
芳香拡散器
キャンドルや電気で温めて香りを拡散する方法。
キャンドル式の場合は上皿に水をはり、その中に精油を落としてキャンドルを点火。
精油の量は部屋の大きさに応じて1~5滴程。
注意事項
・まわりに燃えやすい物を置かない
・風のない安定した場所で
・使用中はそばを離れない
・空焚きに注意
・就寝前には火を消す、など
電気式(アロマライト、ディフューザーなど)は取扱説明書をよく読む。
お店に行くと色々な種類がでているので、機能、部屋の広さや雰囲気に合わせて選びましょう。
あと私の経験から水の出し入れがしやすいか、掃除のしやすかもcheck pointです。
沐浴法
精油の穏やかな薬理効果 + 心理的効果 + 入浴の効果
入浴の効果として、温熱の作用・水圧の作用・浮力と抵抗があります。
一般に38~40℃をぬるいと感じ、副交感神経が優位になる=意識の鎮静・リラックス
(眠れなそうな夜にラベンダーで)
また、42℃以上を熱いと感じ、交感神経が優位になる=意識を覚醒・眠気がとれる
(ジュニパーベリーで半身浴など)
精油だけでは湯に溶けにくいので、植物油や天然塩に混ぜてから使用するとよいでしょう。
注意事項
・精油によって香りや皮膚への刺激に強弱があるので、滴数で加減する。
・精油は水に溶けにくいので、植物油や天然塩に混ぜて使う。
・皮膚に刺激を感じたら、すぐに洗い流すこと。
・柑橘系やスパイス系は皮膚刺激を感じることもあるので、使用滴数は控えめに。
・体調がわるいと長時間の沐浴は負担になることもある、など
全身浴
肩までつかる。
精油の滴数は1~5滴
半身浴法
みぞおちまでつかる。
精油の滴数は1~3滴
循環器(心臓)への負担が少なく、長時間の沐浴が可能で、全身が温まる。
お年寄りや心臓疾患のある方にも向いています。
上半身には、冷えないようにタオルなどをかけて行いましょう。
部分浴法
体力の消耗が少なく、気軽にできて、全身があたたまる。
・手浴法(手首まで浸す)
精油の滴数は1~3滴。
特に上半身の血行をよくするので、肩や首筋のこりなどに効果があります。
・足浴法(両足首から膝までを浸す)
精油の滴数は1~3滴。
全身の血行をよくしたいとき。
月経前の不快な症状にゼラニウムで。
吸入法
呼吸器系の不調を緩和する積極的な方法。
注意事項
粘膜への刺激の強いものもあるので、むせないように注意しながら行う。
長時間の吸入は避ける。
・化粧用コットン、ティッシュペーパー、ハンカチをつかって: 精油を1~3滴つけて吸入する。
・蒸気吸入法
洗面器やマグカップなどに熱めの湯を入れ、精油を1~3滴おとし蒸気を吸入。
注意事項
蒸気が逃げないように、頭からバスタオルなどをかぶる。
目は精油成分の刺激を避けるため必ず閉じること。
咳が出ているときや、喘息の場合は蒸気吸入は行わない。
安全のための注意
精油を扱う上で絶対に知っていなくてはならないことなので、しっかり覚えること。
大切な注意事項
直接肌に塗らない。
原液が肌についたら、大量の水で洗い流す。
内服はしない。
点眼しない。
引火する可能性あるので、火気に注意。
子供やペットのに届かないところへ保管する。
キャップを締めて、冷暗所に保管する。
お年寄りや既往症のある方のための注意
半量からはじめる。既往症に注意する。
妊婦のための注意
敏感なので注意が必要。(芳香浴以外は専門家に)
乳幼児のための注意
3歳未満には芳香浴以外は薦めていない。
3歳以上でも体重から計算する。(大人の半量を超えないこと。)
精油の類似品に注意
ポプリ用香料は合成
光毒性に関する注意
塗布して強い紫外線にあたると皮膚に炎症。
(代表成分はペルガプテン。ベルガモット、レモン、グレープフルーツは要注意)