第2章 アロマテラピーのある暮らし

ポイント 
ここでは利用方法と一緒に、精油の濃度・注意事項も覚えましょう。

芳香浴法

  部屋の中や自分のまわりに精油を香らせる方法です。
  香りを楽しむだけではなく、様々な使い方があります。

  注意事項
    ・同じ香りを長期間炊くことは避けましょう。徐々に慣れてしまい、香りを感じにくくなります。
    ・適量を超さないよう気をつけましょう。
    ・部屋の換気も忘れずに。

では使用方法を順に見ていきましょう。

ティッシュペーパー、ハンカチ、素焼きのグッズなどに1~2滴

   一番簡単な方法です。
・使用例
   気分転換や胃もたれなどの消化器系の不調時…オレンジ・スイートやペパーミント
   乗り物酔いや時差ぼけ…ペパーミント
   元気を出したい時…ローズマリー

   注)ペパーミントは刺激が強いので、むせないように気をつけよう
     また精油によっては色がつくものがあるのでシミに気をつけよう。

器に熱湯をはって、その中に1~2滴

   湯気にのって精油が拡散されます。
・使用例
   風邪の予防…ティートリーやユーカリを使って行う。

室内用スプレー

   スプレー容器に無水エタノールと精油をいれてよく振って混ぜ、
   精製水を入れればできあがり。
   
   使用する前には必ずよく振って混ぜてからスプレーしましょう。
   この場合は濃度を0.5%未満にすることを忘れずに。

   無水エタノールと精製水の合計量の0.5%ですから、
   合計量が50mlなら、50ml x 0.05 で、精油は0.25mlということです。

   ドロッパービンからの精油の1滴は0.05mlです。
   0.25mlを0.05mlで割ると5ですから、5滴が限度です。

    *計算がすぐできるようにしておきましょう。
 
・使用例
   消臭、空気清浄…ペパーミント、レモン、ユーカリ、ティートリーなど
  

   

芳香拡散器

キャンドルや電気で温めて香りを拡散する方法。
キャンドル式の場合は上皿に水をはり、その中に精油を落としてキャンドルを点火。
精油の量は部屋の大きさに応じて1~5滴程。

   注意事
    ・まわりに燃えやすい物を置かない
    ・風のない安定した場所で
    ・使用中はそばを離れない
    ・空焚きに注意
    ・就寝前には火を消す、など
     
   電気式(アロマライト、ディフューザーなど)は取扱説明書をよく読む。
   お店に行くと色々な種類がでているので、機能、部屋の広さや雰囲気に合わせて選びましょう。
   あと私の経験から水の出し入れがしやすいか、掃除のしやすかもcheck pointです。
   

沐浴法

 精油の穏やかな薬理効果 + 心理的効果 + 入浴の効果 
   入浴の効果として温熱の作用・水圧の作用・浮力と抵抗があります。
   一般に38~40℃をぬるいと感じ、副交感神経が優位になる=意識の鎮静・リラックス
   (眠れなそうな夜にラベンダーで)
   また、42℃以上を熱いと感じ、交感神経が優位になる=意識を覚醒・眠気がとれる
   (ジュニパーベリーで半身浴など)
   
   精油だけでは湯に溶けにくいので、植物油や天然塩に混ぜてから使用するとよいでしょう。
  
   注意事項
     ・精油によって香りや皮膚への刺激に強弱があるので、滴数で加減する。
     ・精油は水に溶けにくいので、植物油や天然塩に混ぜて使う。
     ・皮膚に刺激を感じたら、すぐに洗い流すこと。
     ・柑橘系やスパイス系は皮膚刺激を感じることもあるので、使用滴数は控えめに。
     ・体調がわるいと長時間の沐浴は負担になることもある、など

全身浴

肩までつかる。
精油の滴数は1~5滴
   

半身浴法

みぞおちまでつかる。
精油の滴数は1~3滴
     循環器(心臓)への負担が少なく、長時間の沐浴が可能で、全身が温まる。
     お年寄りや心臓疾患のある方にも
向いています。
     上半身には、冷えないようにタオルなどをかけて行いましょう。

部分浴法

体力の消耗が少なく、気軽にできて、全身があたたまる。
     
   ・手浴法(手首まで浸す)
    精油の滴数は1~3滴
    特に上半身の血行をよくするので、肩や首筋のこりなどに効果があります。

   ・足浴法(両足首から膝までを浸す)
    精油の滴数は1~3滴
    全身の血行をよくしたいとき。
    月経前の不快な症状にゼラニウム
で。

吸入法

 呼吸器系の不調を緩和する積極的な方法。
  注意事項
  粘膜への刺激の強いものもあるので、むせないように注意しながら行う。
  長時間の吸入は避ける。
    
  ・化粧用コットン、ティッシュペーパー、ハンカチをつかって: 精油を1~3滴つけて吸入する。
 
  ・蒸気吸入法
        洗面器やマグカップなどに熱めの湯を入れ、精油を1~3滴おとし蒸気を吸入。

    注意事項
    蒸気が逃げないように、頭からバスタオルなどをかぶる。
    目は精油成分の刺激を避けるため必ず閉じること。
    咳が出ているときや、喘息の場合は蒸気吸入は行わない。

安全のための注意

精油を扱う上で絶対に知っていなくてはならないことなので、しっかり覚えること。

大切な注意事項

   直接肌に塗らない。
   原液が肌についたら、大量の水で洗い流す。
   内服はしない。
   点眼しない。
   引火する可能性あるので、火気に注意。
   子供やペットのに届かないところへ保管する。
   キャップを締めて、冷暗所に保管する。

お年寄りや既往症のある方のための注意

   半量からはじめる。既往症に注意する。

妊婦のための注意

   敏感なので注意が必要。(芳香浴以外は専門家に)

乳幼児のための注意

   3歳未満には芳香浴以外は薦めていない。
    3歳以上でも体重から計算する。(大人の半量を超えないこと。)

精油の類似品に注意

   ポプリ用香料は合成

光毒性に関する注意

   塗布して強い紫外線にあたると皮膚に炎症。
     (代表成分はペルガプテン。ベルガモット、レモン、グレープフルーツは要注意)