身体の成り立ち
細胞は生命現象を営む最小の機能単位で、身体は約60兆個の様々な細胞からできている。
細胞が集まって組織、組織が集まって器官、器官が集まって器官系をつくり、1個の体ができる。
(細胞→組織→器官→器官系→1個の体)
細胞の構造
原形質と呼ばれるコロイド状(ゲル状)のものからなり、細胞膜で覆われている。
中には核と細胞質があり、細胞質の中には細胞小器官がある。
(この記事の一番下にウィキベディアで見つけた画像があります)
細胞膜
細胞の内と外を隔てる膜で、リン脂質の2層の膜(親水性)。
細胞を外界から隔て、細胞内の恒常性を保つ。
2層の膜の間は疎水性で、塊状のたん白質が埋まっているが、完全にうまっていないものもあり、
そこからは糖鎖(とうさ)と呼ばれる、鹿の角のようなものが出ていて、細胞のアンテナ(受容体)の役割をしている。
(外界からの情報の受信や、免疫系の細胞ではホルモンや神経伝達物質に対する、アンテナのはたらきをする)
核
ふつう細胞内に1個存在し、一般には球形。
核膜が覆っており、核膜孔と呼ばれる小さな孔を通して、中の核質と外側の細胞質との間の物質のやり取りをする。
中の核質には核小体(仁)と染色質がある。
染色質は遺伝物質DNAが塩基性たん白質のヒストンにゆるく巻きついていて、
核の中ではきれいに折りたたまれた状態になっているが、細胞分裂するとほぐれ、染色体になる。
染色体は23対46本からなる。
そのうち、常染色体は22対(XX)44本で長い順に番号がつけられている。
そして1対2本は性染色体(XXは女性、XYが男性)
DNA(デオキシリボ核酸):
伸ばすとひとつの細胞内で約2mになる。
親から子へ伝達する遺伝子情報を保有している。
酵素やたん白質合成のための、アミノ酸配列を指令する暗号を保有している。(この暗号に基づき細胞がつくられる)
デオキシリボース(五炭糖)とリン酸と4つの塩基からなる。
4つの塩基: アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)
組み合わせは決まっていて、AにはT,GにはCがつき、
二重らせん構造を形作っている。
○縄梯子の横段をつくっているのが A -T, G -C の組み合わせ。
「長い縄梯子の、両端を持ってねじった感じ」が、二重らせん構造のイメージ。
(この記事の一番下にウィキベディアで見つけた画像があります)
細胞質
中には中心体、ゴルジ装置、ライソゾーム、小胞体、リボゾーム、ミトコンドリアあり、これらを細胞小器官という。
細胞分裂のとき、DNA(染色体)はアミノ酸の A -T, G -C のつながりが切れて 2本にほどける。
するとすぐにその片方にRNA(リボ核酸)がくっつく。
つながり方は
DNAのA(アデニン)に、RNAのU(ウラシル)
DNAのG(グアニン)に、RNAのC(シトシン)
DNAのC(シトシン)に、RNAのG(グアニン)
DNAのT(チミン)に、RNAのA(アデニン)
注)DNAのT(チミン)はRNAではU(ウラシル)に置き換わっている。
この様に、DNAの情報を転写したRNAは、たん白質合成のため、核膜の核膜孔から細胞質へ出て行くときは、
RNAだけの1本鎖の状態になる。
細胞小器官では、RNAが運ぶDNAの情報をもとに、リボゾームで指定されたたん白質を合成し、
合成されたたん白質は、小胞体経由でゴルジ装置へ輸送。
ゴルジ装置ではそれを貯蔵し、成熟後に細胞外へ放出。
ライソゾームはゴルジ装置内の不用物を消化分解処理し、細胞外へ放出。
注) RNAはその役割の違いで、mRNA(メッセンジャーRNA)やtRNA(トランスファーRNA)などあるが、
アロマインストの範囲では、そこまで詳しい知識は要求されていないので、単にRNAとした。
ミトコンドリアは、生命活動に必要なエネルギーを蓄えているATPの合成装置。
(ATPとはアデノシン・三リン酸。3つのリン酸の1つが取れるときに、エネルギーが発生する)
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<ウィキペディアで見つけた画像>